メインメニュー → マスタ管理 → 書誌つけかえ処理
書誌つけかえ処理では、単行資料⇔継続資料の変換や巻号のつけかえを行います。
収集業務の過程で、単行資料と継続資料を誤って登録した場合、また目録の作成方針が変わり、単行資料として扱っていた資料を継続資料として扱うようになった場合など、単行⇔継続の変換が必要な際に使用します。
単行書誌つけかえ管理(単行→単行) →2-Aへ
2つの書誌(重複する親書誌など)の資料を一方の書誌に付け替えます。受入後に書誌の重複が判明した場合などに使用します。
単行書誌継続変更管理(単行→継続) →2-Bへ
単行資料を継続資料に変換します。
単行資料として受け入れた資料が、継続資料として扱う方針のものであることが判明した場合などに使用します。また、単行図書がシリーズ化し、継続資料として変換したい場合などに使用します。
単行書誌つけかえ管理(単行→継続) →2-Cへ
単行資料を継続資料の巻号に変換します。元の単行資料の書誌は、巻号の書誌(子書誌)となります。
継続書誌つけかえ管理(継続→単行) →2-Dへ
継続資料の巻号を単行資料に変換します。継続資料として受け入れていた資料を、単行資料として扱う場合に使用します。
継続書誌つけかえ管理(継続→継続) →2-Eへ
継続資料の指定した巻号を別の継続資料に付け替えます。雑誌の誌名変遷後も変遷前の継続マスタで受け入れていた巻号を、新しい継続マスタ(変遷後)に付け替える場合などに使用します。
〈画面1 書誌つけかえ処理メニュー〉
単行書誌つけかえ管理(単行→単行)
単行書誌継続変更管理(単行→継続)
単行→継続(単行書誌つけかえ管理)
継続書誌つけかえ管理(継続→単行)
* 3つの巻号を変換すると、3つの単行書誌・資料ができる。
継続書誌つけかえ管理(継続→継続)
2-A-1 つけかえ元の書誌を選択する
(1) 書誌のIDを入力するか、蔵書内を検索して書誌を選択します。選択方法は「はじめに」のページを参照してください。
〈画面2 単行書誌つけかえ管理(単行→単行)〉
(2) 選択した書誌が表示されます〈画面3−@〉。
〈画面3 単行書誌つけかえ管理(単行→単行)〉
2-A-2 つけかえ先の書誌を選択する
選択方法は、「2-A-1 つけかえ元の書誌を選択する」を参照してください。
2-A-3 書誌をつけかえる
☞ つけかえ〈画面4−@〉をクリックしてください。つけかえ後につけかえ元の書誌を削除するなら、
つけかえ書誌削除〈画面4−A〉をクリックしてください。
〈画面4 単行書誌つけかえ管理(単行→単行)〉
〈画面5 単行書誌つけかえ管理(単行→単行)〉
2-B 単行書誌継続変更管理(単行→継続)
2-B-1 変更元の書誌(単行)を選択する
選択方法は、「2-A-1 つけかえ元の書誌を選択する」を参照してください。
2-B-2 選択した単行を確認する
☞ つけかえ処理へ〈画面6−@〉をクリックしてください。
〈画面6 単行書誌継続変更管理(単行→継続)〉
2-B-3 変更後の継続資料の状態を選ぶ
☞ 変更後の継続資料の状態の選択〈画面7−@〉をクリックしてください。
〈画面7 単行書誌継続変更管理(単行→継続)〉
! 注意
※ 検収状態以前(資料収集,選書,製本準備,発注確定〜発注事故)の蔵書データは削除されます。〈画面7−A〉
※ 画面8の場合、@〜Bが継続へ移行され、Cのデータは削除されます。
〈画面8 単行書誌継続変更管理(単行→継続)〉
! 単行→継続のタイプ
単行書誌から継続書誌に変換するタイプは6通りあります。
巻号と資料の関係、発注系統の付け方に違いがあります。
2-B-4 継続マスタデータを作成する
☞ 継続マスタデータを作成します。必要項目を入力し、つけかえ登録〈画面9−@〉をクリックしてください。
〈画面9 継続マスタデータ管理 単行書誌継続変更管理(単行→継続)〉
2-B-5 所蔵データを作成する
☞ 所蔵データを作成します。必要項目を入力し、登録〈画面10−@〉をクリックしてください。単行→継続の完了です。
〈画面10 継続所蔵データ管理 単行書誌継続変更管理(単行→継続)〉
2-C-1 つけかえ元の書誌(単行)を選択する
選択方法は、「2-A-1 つけかえ元の書誌を選択する」を参照してください。
2-C-2 つけかえ先の書誌(継続マスタ)を選択する
つけかえ先の継続マスタ書誌を選択して下さい。
選択方法は、「2-A-1 つけかえ元の書誌を選択する」を参照してください。
〈画面11 単行書誌つけかえ管理(単行→継続)〉
2-C-3 書誌をつけかえる(発注データ)
発注データをつけかえ先の書誌につけかえます。発注データのつけかえ方法を選択してください。
例:
単行書誌 |
発注11 |
継続書誌−継続マスタ 発注21 |
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発注12 |
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@発注上の系統 |
選択した発注データに系統立てして、単行の発注データを系統立てして付けます。 |
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継続書誌−継続マスタ |
発注21→発注11→発注12 |
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A系統 |
既存の継続発注データには付けずに、単行の発注データを系統立てして付けます。 |
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継続書誌−継続マスタ |
発注21 |
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発注11→発注12 |
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B系統無し |
既存の継続発注データには付けずに、単行の発注データを系統立てせずに付けます。 |
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継続書誌−継続マスタ |
発注21 |
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発注11 |
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発注12 |
〈画面12 単行書誌つけかえ管理(単行→継続)〉
2-C-4 書誌をつけかえる(巻号データ・蔵書データ)
巻号データと蔵書データをつけかえます。該当する場所を選択してください。なお、単行書誌ごとのつけかえとなります。
例
単行書誌 |
蔵書11 |
継続書誌−継続マスタ |
巻1−蔵書21 |
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巻2−蔵書22 →選択 |
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巻3−蔵書23 |
@▲ 選択した発注データに系統立てして、単行の発注データを系統立てして付けます。 |
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継続書誌−継続マスタ |
巻1 −蔵書21 |
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巻 −蔵書11 |
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巻2 −蔵書22 |
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巻3 −蔵書23 |
A■ 既存の継続発注データには付けずに、単行の発注データを系統立てして付けます。 |
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継続書誌−継続マスタ |
巻1 −蔵書21 |
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巻2 −蔵書22 |
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−蔵書11 |
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巻3 −蔵書23 |
B▼ 既存の継続発注データには付けずに、単行の発注データを系統立てせずに付けます。 |
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継続書誌−継続マスタ |
巻1 −蔵書21 |
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巻2 −蔵書22 |
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巻 −蔵書11 |
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巻3 −蔵書23 |
〈画面13 単行書誌つけかえ管理(単行→継続)〉
! 単行→継続の発注の系統立て
発注の「系統を立てる」とは、継続発注の履歴の、引継ぎ方を決めることです。
以下に示す図が@〜Bの系統立ての特徴です。
2-C-5 巻号データを作成する
巻号データを作成してください。新規(▼▲)の場合は、子書誌は単行書誌をそのまま反映させます。既存の巻に上書きする(■)場合には、巻情報の更新と単行書誌の子書誌への反映方法〈画面14−@〜C〉を選択してください。
☞ つけかえを実行するなら、つけかえ登録〈画面14−D〉をクリックしてください。
@元書誌尊重 既存の子書誌を優先して、つけかえる単行書誌を上書きします。
A元書誌のみ 既存の子書誌そのままで、単行書誌は反映しません(削除)。
B単行書誌尊重 つけかえる単行書誌を優先して、既存の子書誌に上書きします。
C単行書誌のみ つけかえる単行書誌にかきかえ、既存の子書誌の内容は削除します。
〈画面14 単行書誌つけかえ管理(単行→継続)〉
6.所蔵データを作成する
所蔵データを作成または更新してください。
〈画面15 継続所蔵データ管理 単行書誌つけかえ管理(単行→継続)〉
1.単行にする書誌(継続マスタ)を選択する
選択方法は、「2-A-1 つけかえ元の書誌を選択する」を参照してください。
〈画面16 継続資料つけかえ処理(継続→単行)〉
2.つけかえ方法と単行にする巻号の選択を選択する
(1) 単行にする際に、蔵書データに発注データをどうリンク付けするかを選択してください。〈画面17−@〉
発注なし
つけかえ後の蔵書データは、発注データのないデータとなります。
蔵書データの価格と継続発注データから作成する
つけかえ後は、継続発注データと蔵書データ(単価→発注価格、取得単価→取得価格)を反映させた発注データとそれにリンクした蔵書データとなります。
(2) 単行にする巻号データを巻号選択〈画面17−C〉で選択してください。
巻号データ子書誌がない場合
子書誌データが巻号にないと選択できません。書誌作成〈画面17−D〉で子書誌を作成してください。
すべての巻号データを単行にしたい場合
すべての巻号を選択〈画面17−A〉で、全巻号が選択されます。ただし子書誌がない場合には選択されません。
すべての巻号選択を取り消したい場合
すべての選択を解除〈画面17−B〉で、選択されている巻号を解除することができます。
〈画面17 継続資料つけかえ処理(継続→単行)〉
3.書誌をつけかえる
☞ 選択した巻号〈画面18−C〉と つけかえ後の発注データの扱い〈画面18−B〉を確認の上、書誌つけかえ処理〈画面18−@〉をクリックして処理を実行してください。
※ 製本資料、製本された資料(カレント)、子書誌のない資料〈画面18−A〉は単行にすることができません。ご注意ください。
※ つけかえ処理後、処理結果〈画面19〉を確認してください。
〈画面18 継続資料つけかえ処理(継続→単行)〉
〈画面19 継続資料つけかえ処理(継続→単行)〉
1.継続マスタを選択する
選択方法は、「2-A-1 つけかえ元の書誌を選択する」を参照してください。
〈画面20 継続資料つけかえ処理(継続→継続)〉
2.つけかえる巻号を選択する
(1) つけかえる巻号の、巻号選択〈画面21−@〉をクリックし選択状態にしてください。
(2) 発注のつけかえを行うか選択してください〈画面21−A〉。
発注へのリンクを保持してつけかえる
巻号と発注と蔵書のつけかえ処理を行います。
つけかえ元の蔵書と発注とのリンクは保持されます。
発注をつけかえしない
巻号と蔵書のつけかえ処理のみ行います。
発注のつけかえを行う
全ての巻号と発注と蔵書のつけかえ処理を行います。
(3) つけかえを実行するには書誌つけかえ処理〈画面21−B〉をクリックしてください。
発注へのリンクを保持してつけかえるを選択した場合
→「3.つけかえる発注を選択する」へ進んでください。
発注のつけかえを行う/発注をつけかえしないを選択した場合
→「4.つけかえ後を確認する」へ進んでください。
〈画面21 継続資料つけかえ処理(継続→継続)〉
3.つけかえる発注を選択する
(1)つけかえを行う発注を選択してください〈画面22−@〉。
(2)つけかえを実行するには発注つけかえ処理〈画面22−A〉をクリックしてください。
☞前画面で選択した巻号に関係なく発注データを選択することが可能です。
まだ受入を行っていない発注についてもつけかえが可能です。
つけかえ処理後は、発注系統のリンク(前の年度の発注とのリンク)は無くなりますので、ご注意ください。
〈画面22 継続資料つけかえ処理(継続→継続)〉
4.つけかえ後を確認する
継続→継続のつけかえ処理の完了です。巻号の並び順の変更は、「継続巻号データ管理」で行ってください。
! 継続→継続の発注のリンクの保持の仕方
(1)発注のつけかえを行うを選択した場合
発注ファイルのリンクは、全ての巻号をつけかえることにより、保持されます。
(2)発注へのリンクを保持してつけかえるを選択した場合
選択した発注ファイルのリンクは保持されます。
! 継続→継続の製本のつけかえ方
製本巻号を含む継続マスタをつけかえると、全ての巻号がつけかえられます。